虫歯は治らない!?
こんにちは、白老町 GO歯科クリニックです。 北海道は一気に寒さが増し、ながーーーい冬がそろそろ訪れる気配です☃️ さて今日は虫歯についてお話をしたいと思います。 多くの方が一度は経験がある虫歯治療。 型を取って銀歯を作ったり、青い光を当ててプラスチックの詰め物をしたり。 そんな治療のあとは「虫歯が治ってよかった😄」と思っていませんか?? 間違いではありませんが、正確にはちょっと違います。 治る→治癒(ちゆ)というのは元の状態に戻るという意味があります。 虫歯治療は虫歯になった悪い歯質を削り、人工物で補うものです。 いわゆる修復という治療です。 治療した歯が数年後また虫歯になり、同じ歯を繰り返し治療するとどんどん自分のオリジナルの歯は失われていきます。 虫歯であいた穴がまた天然の歯質で埋まるというのが本来の治癒ですが、残念ながら歯は再生しません😢 ではどうすれば良いか。 一番は未然に防ぐことです。つまり予防です。 簡単なことではありませんが、糖分の摂取制限などの食生活、生活習慣の改善、セルフケア(ご自身でのケア)、プロフェッショナルケア(歯科医院でのケア)を上手く組み合わせることが必要です。 それでも、もし虫歯になってしまったら・・・。 それは 早期発見し最小限の侵襲の治療をすることです。 ちなみに痛みを伴うむし歯はかなり進行した状態です。。 2002年のFDI(国際歯科連盟)で提唱されたMI(Minimal Intervention)という言葉があります。 これは再石灰化の促進や患者教育といったもので治療の介入を最小限にするという意味もありますが 簡単にいうと 出来るだけ削らず、健康な歯を残すということです。 当クリニックもこのコンセプトで治療を行なっています。 しかし、最小限の侵襲というのは非常に繊細な技術になるため、治療時間、期間が必要になります。 どの治療法にもメリット、デメリットがあるので、しっかりとカウンセリングを行なった後、患者さんが理解し同意を得られた状態で進めていきます。 詳しい虫歯の治療法についてはまた別の機会にお話をしたいと思います。 それでは、風邪をひかないように体調管理をしっかりしましょう!
